2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ディスレクシアの人は、読めるようになったとしても、一生それが残るという。 しかし、幼児期の早い段階で、特別のプログラムで、読めるようにすることが一生を左右するという。 それは、つまり、 良く読める読み手の能力を100とし、全く読めない人を0と仮…
(宇野彰:発達性読み書き障害.高次機能研究, 36-2:170-176)。 (ディスレクシアについて)診断名なのか症状名(例surface dyslexia やphonological dyslexiaなど)なのか、どちらも使用する研究者、どちらで使用しているのか意識していない研究者もいる…
Couraseraの講義テキストにたくさん書き込みがしてあるから、このブログを読み返すときは、必ずそちらも読むこと!大事なことがいろいろ書いてある。
老眼鏡がらみで気づいたこと 今読んでいる文字列以外の文字が視界に入っていると、実はすでにその「読んでいない部分」の意味を緩やかに取り始めているようだ、ということ。これはwith dyslexiaの傾向なのか、誰でもそういうものなのかはわからないが。 遠近…
ディスレクシアとは関係ないかもしれないが、2回の出産後、それぞれ違った言語に関する経験をした。 一人目の時は、人の名前をかなり忘れた。出産直前まで一緒に毎日朝から晩まで働いていた人の名前を思い出せなかった。短期記憶力が落ちて、電話番号も4桁…
p140 ディスレクシアの人は文字のデコーディングに全神経を集中しなければならないので、周囲の騒音や人の動きに極めて影響を受けやすい。彼らにとって「読む」というのは脆弱なもので、そのプロセスはちょっとしたことで崩れてしまう。
p123 読み手の目の動きを追った研究が有る。読むのに習熟した人の場合、文章内の単語の50%から80%に目を留めるという。 道を歩いていてよく知らない人に出会った時のことを考えてみよう。誰だったか思い出すまで、じっと目を離さず見つめているのでは…
p123 流暢さとは、正確に、早く、淀みなく、表情豊かに読むことである。 息子が小2の時に教科書を朗読したカセットテープがある。朗読が学校の宿題で、それをたまたま来ていた私の母(息子の祖母)が録音したものだ。 「かさこじぞう」のそれは、情緒たっぷ…
p 79 「ディスレクシアの人は、単語の意味を掴むために前後の文脈にちょくちょく頼らなければならない。」 息子 小学校1年で担任の「弔辞」を読む時、途中で読めなくなった。 10年経ってから教えてくれたこと。 「いつもは暗記していたのに、その時は弔辞を…
p 75 「その間違えた単語は政界の単語と音韻的特徴が似ていることをカッツは示した」 高校生の時、二人の友達の名前の「のぞみ」と「ひとみ」をよく間違えて、友人たちが笑いながら「なんでそんなにいつも間違えるの?」と聞かれたことを思い出した。 「母音…