読んでいない文字から意味を拾い「始める」
老眼鏡がらみで気づいたこと
今読んでいる文字列以外の文字が視界に入っていると、実はすでにその「読んでいない部分」の意味を緩やかに取り始めているようだ、ということ。これはwith dyslexiaの傾向なのか、誰でもそういうものなのかはわからないが。
遠近両用メガネで本を読んでいる。そこに「ハズキルーペ」(拡大鏡メガネ)をかけてみると、見える字の視界が広がった。すると大変速く読めるし、要点も素早くつかめて、理解が速くなる。
自分は、「目に入っている」でも「読んでいない」文字からも情報をとっているのだな、と思った。
ディスレクシアの人の傾向として、長文は読めるのに、短文は読めない。なぜなら「ストーリーが推測しにくいから」という説明をどこかで読んだのだが、それだけじゃないかもしれないと思った。字は読めなくても、「見る」と何となく意味が分かる、と表現する人もいるが、そういうことなのかな。そうすると、自分の子どもが弔辞を「読めない」のに「最後まで黙読すると」「全部読めるようになる」というのも合点がいく。