これは、ディスクレクシアに限られないとおもうけれど、人は「自分ができないこと」をできるようになろうという思いが結構強いものだと思う。この言い方が漠然としているならば、もう少し考えていることを書くと、「親に要求されていると(明らかにorうすう…
ディスレクシアの人は、読めるようになったとしても、一生それが残るという。 しかし、幼児期の早い段階で、特別のプログラムで、読めるようにすることが一生を左右するという。 それは、つまり、 良く読める読み手の能力を100とし、全く読めない人を0と仮…
(宇野彰:発達性読み書き障害.高次機能研究, 36-2:170-176)。 (ディスレクシアについて)診断名なのか症状名(例surface dyslexia やphonological dyslexiaなど)なのか、どちらも使用する研究者、どちらで使用しているのか意識していない研究者もいる…
Couraseraの講義テキストにたくさん書き込みがしてあるから、このブログを読み返すときは、必ずそちらも読むこと!大事なことがいろいろ書いてある。
老眼鏡がらみで気づいたこと 今読んでいる文字列以外の文字が視界に入っていると、実はすでにその「読んでいない部分」の意味を緩やかに取り始めているようだ、ということ。これはwith dyslexiaの傾向なのか、誰でもそういうものなのかはわからないが。 遠近…
ディスレクシアとは関係ないかもしれないが、2回の出産後、それぞれ違った言語に関する経験をした。 一人目の時は、人の名前をかなり忘れた。出産直前まで一緒に毎日朝から晩まで働いていた人の名前を思い出せなかった。短期記憶力が落ちて、電話番号も4桁…
p140 ディスレクシアの人は文字のデコーディングに全神経を集中しなければならないので、周囲の騒音や人の動きに極めて影響を受けやすい。彼らにとって「読む」というのは脆弱なもので、そのプロセスはちょっとしたことで崩れてしまう。
p123 読み手の目の動きを追った研究が有る。読むのに習熟した人の場合、文章内の単語の50%から80%に目を留めるという。 道を歩いていてよく知らない人に出会った時のことを考えてみよう。誰だったか思い出すまで、じっと目を離さず見つめているのでは…
p123 流暢さとは、正確に、早く、淀みなく、表情豊かに読むことである。 息子が小2の時に教科書を朗読したカセットテープがある。朗読が学校の宿題で、それをたまたま来ていた私の母(息子の祖母)が録音したものだ。 「かさこじぞう」のそれは、情緒たっぷ…
p 79 「ディスレクシアの人は、単語の意味を掴むために前後の文脈にちょくちょく頼らなければならない。」 息子 小学校1年で担任の「弔辞」を読む時、途中で読めなくなった。 10年経ってから教えてくれたこと。 「いつもは暗記していたのに、その時は弔辞を…
p 75 「その間違えた単語は政界の単語と音韻的特徴が似ていることをカッツは示した」 高校生の時、二人の友達の名前の「のぞみ」と「ひとみ」をよく間違えて、友人たちが笑いながら「なんでそんなにいつも間違えるの?」と聞かれたことを思い出した。 「母音…
コネチカット縦断研究の診断と学校の診断は違っていた。 また、 学校の診断は「治療や指導に最適な年齢を過ぎて」いるケースが多かった。
p 37 アメリカ 教育省が実施する全国教育進行状況調査 National Assenssment of Eduational Progress NAEP) 基準はどうやって作っているのだろう。そういえば、日本の全国テストもだ。 それから、年齢にふさわしい学力の「基準」て、どうやって決めているの…
英単語のアクセントは、ダッシュとかじゃなくて アクセントの部分を大文字にすると、 視覚的に文字情報も音情報も一緒になっていい気がする!(思いつき)
p35 「両者は、はっきりとした境界線ん同い、連続する分布の中の極端例として捉えるべきものなのか、それとも、それぞれ独立して存在するものなのか」『研究から得たのは・・・境界線のようなものはないという結果であった」「最近の教育支援サービスの考え…
p28 「この教育改革の時代にあっては、すべてのこうした子供たちに対して医学の専門家による組織的な検査を実施し、様々な障害を見定めてそれぞれにあった最善の方法を報告してもらう必要がある」byヒンシェルウッド(1904年) 全く正しい。 正しいが、「医…
p28 「原因が言葉や文字を視覚的に記憶できないところにある」 自分は、「ディスレクシア」そのものを研究するつもりではないけれど、この言葉を出すと、必ず説明しなくてはならなくなる。「研究をやる」と宣言して動き出したので、そういう場面が増えた。 …
p17 「障害を抱える子供がそれを克服できるかどうかの陰には、ひたむきで献身的で、自ら行動できる親の存在が不可欠である。」 「娘の運命を左右するのは私です。校長先生が娘の将来を決めてくれるまで手をこまねいてじっと待っているなんて、もうごめんです…
p11 読む 単語の綴り 語彙の選択 正しい発音 記憶
p11 ジョージが障害を「ビースト」と呼んだ。 「突然現れて、僕をなぶりものにするんじゃないだろうか。」 「かつてはありがちだった、こうした不安も、今ではもう不要となった。」 本当に?どの程度の人が、どの程度になるのか?まだ納得できない。
Courseraのdyslexiaの勉強でちょっと疲れたので、意図的に間をあけてました。 勉強再開。ちゃんとやろう。 少し日本語の本。『Overcoming Dyslexia 読み書き障害(ディスレクシア)のすべて』 (CourseraではAcademic writing の作法を学習中。エッセイ書く…
英語論文の注意点 名古屋大学の気象学の坪木和久教授。 学生のための論文作法なのかもしれないけど、簡潔に「まず知りたい」ことが端的に書いてあって、とても助かりました。ありがたいです。
ここに、様々な研究に基づいた「教授法」が示されているけれど、 こういうの、って日本の「教職課程」で学ぶのかな? 自分が社会科教師免許を取った頃は、こんなのなかった。 自分のメジャーの日本史以外は 「青年心理」とか、ほんのわずかな「教職科目」を…
6−5 4:00くらい we know that in dyslexia the planning stage is hard enough, so we actually want to be careful with children with dyslexia that if they are using a keyboard to write something, that we really scaffold and encourage that pre…
アメリカで日本語を教えている時、 のちに「学習障がい」と診断された生徒だったが、 授業に十分ついてこれない、けれども努力している生徒に、 前回の授業を休んだから、という理由で 別の形式のテストを課した事があった。 公平性に欠くだろうか?と思った…
6week
Coursera Course のspelling of phonemeのカードを見て思いついた。 漢字や英語例文を繰り返し書くという宿題 の時 もう一つの選択肢;その漢字や例文についてのイラストカードを作るという宿題 どちらかを選ばせる。 イラストカードは、それを使う場面の絵…
学習方法のベストは続けられる工夫を入れること 続けられないのは「根性」「気力」「本気度」が足りなから、って言われて、「嫌なことを続けられる人が、優秀な成績になる」という図式が日本にはある気がする。 だから「より良い方法を工夫する」という方向…
5−9 ディスレクシアの子が、アルファベットの歌を一通り歌わないと、アルファベットの順序がわからない件について。(非ディスレクシアの子はpの前と後ろは何?というと答えられる) 日本の子も、まあ、あまり辞書など引かないご時世だが、プラスチックな…
授業とは 聴衆参加型のエンターテイメント的 戦略 だと思う。 聴衆は目の前のことに夢中になっているうちに いつの間にか、広い土地を手に入れて、高いところに立っている。 1人でやるより、もっと広く、もっと高く。そして深く。 それが授業というものだと…