言語学習が得意な人はディスレクシアでない人が多い?
第2部のディスレクシア的能力の一つであるとされている「情報に敏感なので好奇心が旺盛(p57)について。
ディスレクシアは、言語能力の問題であるから、当然母国語保国語の習得が苦手な人が多い。
でも、ディスレクシアの特徴(筆者のいう特徴)を生かして専門職に就いている人もいる(だろう)。
それで連想したことをメモします。
自分の塾では、入塾するときに、「面談」をします。
そのときに、塾に飾ってあるものを興味深そうに眺めたり、手に取りたがる生徒は、「伸びる」と私は思っています。
でもそれは、自分がディスレクシア的で「好奇心が強く」(この本の第2部で筆者が説明。このブログの2017/12/18に記載)自分の授業の構成がそういう感じで、それにうまく波長を合わせられる=思考方法が私と似ている から「伸びる」のかなぁ。
と思いました。
いや違うな。
学校での教育が「条件反射」的な教育なので、そこで力を伸ばしきれなかった生徒が、うちの方法で力を伸ばすと考えるのが順当かな。
そして(メモしておこうと思ったことは)
アメリカの大学で日本語を教えていた時のこと。
私のオフィスに日本に関するものがいろいろ置いてあったのだけれど、オフィスにきた生徒で、それに興味を示す人は、本当に稀だった。
「アメリカの生徒はそういうものなのかな」と「アメリカの若い人」というカテゴリーでその特徴を括ろうとしていたけれども、
言語学習が得意→条件反射的学習が得意→好奇心はいまいち→だから飾ってあるものにも興味を示さない
と、考える方が妥当なのかもしれない。
と思った。