dyslexiaから考えた

dyslexiaの勉強をしていると考えがたくさん出てきてまとまらなくなるので、ここにメモしています。

鳥になった夢(飛ぶ夢)で眼下を見下ろしてる

「THE GIFT of DYSLEXIA」の「知覚検査」(26章p187〜p202)で「手のひらの上のケーキを想像し、それを色々な角度から見る(視点を動かせるか確認する)」というのがある。

私は今、マインズ・アイをポジショニングする前に、ウォーミングアップとして、このやり方をしてみている。今日は、ケーキだけでなく、いま自分のいる部屋のいろんなところに視点を移して部屋を眺めていた。そうしたら若い頃よく見た夢を思い出した。

 

私は空を飛ぶ夢というのを結構見る方だと思うのだけど、それには2パターンある。

一つは鳥になるタイプ。古城(西洋)の窓から飛び立って「街」の公園の方まで飛ぶ、というやつ。

それからもう一つは、人のまま飛ぶタイプ。場所は決まっていないが、「そろそろ空を飛ぶかな」みたいに思って、少し地面を蹴って、水中の中で足をばたつかせるように足首を伸ばし、足は下に向けたまま小刻みに足をばたつかせると、体が前進しながらもだんだん高度が上がってくる。電線の高さを超えると、足はそれほど早く動かさなくてもよくなるが、ボートのオールをゆっくり漕ぐような感覚で足を動かして進む。急に落ちるんじゃないかな、下ばかり見て高い建物にぶつかってもやばいな、と時々ちょっと不安になるのだけど、空気の塊・圧力みたいなのを感じながら、それにうまく乗ったり、塊の隙間からスルリと下方に降りたり、そういうのも感じながら飛ぶ。

で。飛ぶという行為は「3次元的」なので、ものをいろんな角度からみる

この本を読むまで、そういうことは誰でもできるもんだと思っていた
(ああ、でも、そういえば確かに、自分の塾の生徒で、地球のイメージとか、辞典とか、暖気と寒気の重なりとか、天気図(つまり上から見ている)とか、全然イメージつかめない生徒というのはいたなぁ。イメージできるように模型を作って教えていたのだけれど、そうかぁ。3次元的イメージをするのに困難を感じる人は、あれの理解は厳しいかもなぁ。「先生もう一回説明して!」って、理解しようと何度も「立体模型による説明」を求めていたっけなぁ。今、ディスレクシアのことを掘り下げているけれど、その(ディスレクシア的)力がない人の、立体感覚の開発、というのも、例えばそういう模型を、逆に二次元的に表すと理解できるとか、あるかもしらん)

 

私は夢の中で、かなりリアルに風景を見ている。鳥パターンの時は、その「土地」がいつも同じで、薄暗い廃墟の城の窓から、枯れたような冬のような山を降りて、町の緑がある公園の、石でできた突起の先から水が出るタイプの水飲み場に行って、そこにたまっている水を飲む、というのが結構よくあるパターン。前世は鳥じゃないかと思った。

人の時は、歩道とか、ドラえもんによく出てくるような道の脇に塀があったりとか、飛び立つ場面はそんなのが多い。電線はかなり注意している。その時の自分は子供、というか、空を飛ぶ夢は大人になってからはあまり見てない気がするなぁ。

でも、まあ、そういうことだから、この部屋の中で、視点を上の方に行って下を見下ろしたり、壁沿いにクルクル回ってみたり、電気の傘の裏側に行ったりとか、簡単

誰でもそういうものじゃないのか?

うーん。部屋の見取り図とか描くと「上手」と言われるのは、そういうことなんかなぁ。結構見えてるからなぁ。

 

ちなみに、
マインズ・アイを頭の後ろに持っていくと、ついでに自分の薄くなった頭頂部も見えるんだが、それでいいのかね。