3部11章は読み込むのに時間がかかった。結構大事なことが書いてある
第3部 11章
「ディスレクシアとは何か」今まで(この本が書かれた1994年まで)(筆者が見た)学説
つまづきの「症状」や「特徴」。その分類。…結果
なぜ起こるのか。…原因
この関係の説明
この本の理論やメソッド
「生理学的な原因を解明しようとして開発したものではない」(p79)
「どうすればそのつまずきが少しでも改善されるか」に焦点を当てて開発したもの。」(〃)経験に裏打ちされているもの。
二つの思考方法
1。言語的思考
2。非言語的思考
1は、話し言葉と同じスピードで思考する(1分間に250語が限界)
2はあまりにもそのスピードが速く、その過程を説明するのが本人にすら難しい(わからない)
「誰しもこの両方を駆使して思考しているが、どちらか一方を主にしている。もう一方は補助」p81
「ディスレクシア的思考の持ち主の症状の発現は3〜13歳が多いが、この時期に非言語的思考が特に優位になるのだ、と筆者は考えている」p 82
言語的思考は、音を基準に考えを巡らす。
非言語的思考は、まずイメージが浮かぶ(3次元的で動画的)。速い。が、イメージできない言葉が登場すると、混乱が始まる。「意味がわからない言葉が出てくるたび思考が停止(p86)」
→イメージされた概念が連続性のないものになってしまい、混乱した気分になる
→集中すればそういった言葉のことは無視して、思考をお先に推し進めることができる。
→But徐々に混乱した状態が限界に達し、限界点を超えた時、その人のディスレクシア特有の知覚が動き始める(記号は歪んで認識され、読み書きが困難になる)
と、筆者は考えている
「集中して混乱を無視するが、限界点に達する時がある」に同感。
限界点を超えた時以外にも、混乱のきっかけはあるように思う。緊張とか?