dyslexiaから考えた

dyslexiaの勉強をしていると考えがたくさん出てきてまとまらなくなるので、ここにメモしています。

dyslexia系の子に焦点を当てた学習法を(も)採用することの利点

以前の記事で、3年くらい前に自分の行う学習塾で書いたブログの記事をあげた。そこで二つのタイプの学習傾向を挙げたが、ディスレクシアっぽい生徒のグループをD、そうでない方をUDとする。

で、

本の学校のにおける授業方法は、ほぼUDを基準に作られている(繰り返し書かせられる漢字や英文、パターン化された数学の回答の暗記、その方が有利なテスト内容など)。

もし、これに加えてDタイプの生徒に有用な学習方法をとったらどうなるか?

 

おそらく、世界の学力テストで日本はトップを取れるのではないか。

なぜならば、日本の生徒の弱点は「創造」や「自由記述」などだからだ。Dグループの生徒は、これが得意である。

しかしUDに焦点のある授業を行うと、Dグループは力を伸ばせないし、UD生徒も一部としては持っているであろうD部分を伸ばせない。

(*Dグループの一部の生徒は、非常に優れた分析力や創造性を持っているにも関わらず「勉強とは、暗記したものを吐き出すもの」と考えているものもいる。学習塾をしていた時、何人かこういう生徒に会った。Dタイプであるにも関わらず、ドリル的なK教室などの学習塾に通い、それが好きならともかく、いやいややらされている生徒に、そういう傾向が見られた。こちらがいくら「自由に発言せよ」と言っても、「勉強」時間になると、自由に発想できなくなる。意味がわからない、といった感じだ。それが「勉強」らしさを捨ててこちらが自由に話すと、同じ分野の話にも関わらず、非常に優秀な考察と、記憶力を見せる。)

 

今ある学習の内容を増やすのではなく、学習内容を会得するための手段にDタイプ用を用意するだけで、自然、日本の子どもの学力の「総合点」は上がると思うのだ。(私見!)