dyslexiaから考えた

dyslexiaの勉強をしていると考えがたくさん出てきてまとまらなくなるので、ここにメモしています。

「特殊能力」(?)を使って英単語を覚える

THE GIFT of DYSLEXIAの第一部では、

筆者の定義する「ディスレクシア独特の能力」「ディスレクシア特有の知覚」が紹介される。曰く、一般には物の認知というものは「理性的・論理的な分析力(言語分野のある左脳にある」を使って行われるが、ディスレクシアの人というのは「イメージを媒介として…断片的なイメージを無意識のうちに積み重ねて一瞬で…それを認知する」「見たものがその一部であっても、その全体を見たかのように認知する」というものだ。

 

今、英単語を覚えている。

英単語はなかなか覚えられない。あまりに覚えられないので、一時期自分は「特殊なバカ」なんじゃないかと思った覚えがある(4年前の49歳頃かな)。
ある「英語インストラクター」に「単語集で単語が覚えられない」と言ったら「回数が少ない。ある人なんか、5回もやった」とアドバイスされたが、私はすでに10回やっていた。それでも課題の範囲の半分も覚えられないことがあり、吐き気がした。

 

他の人がどうやって英単語を覚えているのか、詳らかには知らないが、
よくある一問一答式のカードタイプの覚え方は私は苦手だ
あの覚え方で、「すごく覚えられる」という人と、一方「文章の中の方が覚えられる」という人がいるが、後者は英語の能力検定に向かって勉強しているときは、時短が必要なので不利であり、できれば前者のような方法によって覚えたいと思うものである。

 

単語集、紙のカードや、カード式アプリ、4択から選ぶアプリ、エクセルに打ち込んで一覧表にして覚えるなど、「一問一答」式で覚えるための媒体はいろいろある。
私が、それらを使い、最終的にどうやって英単語を覚えたかは、別の機会に書くつもりだが、

ディスレクシア特有の能力」

という、ポジティブな、そしてそれを正面に据えた考え方は、面白いと思った

それで今やっている4択式英単語アプリをやるとき「私の特有能力を使って覚えるのだ」と、故意に意識して取り組んでみた。単に意識するだけで、殊更イメージを頭に描いたり絵に描いたりするのではない(それは上記に書いた今までの覚え方で触れる)。

すると、解答速度が速くなり、記憶に入りやすくなったように感じた。

しかしそれよりも強く感じたのは「慌てなくなった」だ。

聞く人が聞けば「くだらなく」感じるだろうが、私はこの自分一人でやっている「4択クイズ」でもひどく慌てる。押し間違えもしょっちゅうだし、わかっているのに違う意味を選択してしまったりする。それでいつもドキドキして、さらに慌てる。

この「慌てる」がなくなった(少なくなった?)

自分の特殊能力を使おう」と思うと、慌てない

どうも、自分の中には筆者のロナルドのいう「特殊能力」と「論理的能力」があって、微妙なスイッチの切り替わりがあるように感じる。今までは、勝手にそのスイッチがあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていたのが、意識して、一方の能力だけ使う、または意識して、別のスイッチに切り替える、というのができるような気がし始めた。

とにかく、英単語アプリで「ドキドキ」しなくなったのは、収穫だ。